こんにちは(^^♪ 太田市を拠点に結婚相談所「アン モーマン ドゥ」を運営している成美ママです。
「成美ママの結婚相談所」です。
そもそも「介護」というと、高齢になった親御さんの生活面をサポートするというイメージがありますが、少し観点を変えてみましょう。
生まれてから現在に至るまで、親に護り育てられていた自分が、何かしらの形で親からの頼まれごとが増えてきたと感じた時から「親の介護」は始まります。 着実に、親は高齢者へと向かっているのです。
今回は、「親の介護と仕事があるから、婚活している余裕がない」とあきらめている人に向けてのご提案をしていきます。
現実問題とすれば、親を介護している独身者は、婚活どころか離職してしまうこともあります。 そのぐらい、時間も精神的余裕もないのが親の介護問題であり、社会問題にもなっています。
テーマの大筋は、
(1) なぜ婚活できないのか?婚活できる方法は?
(2) 介護サービスの利用方法は?
(3) 結婚した後に想定される問題は?
となります。
介護にも婚活にも前向きになれます!と、具体的にお伝えできればいいのですが…(*^^*)
社会の変化により、女性も男性も初婚年齢は高くなってきています。
初婚年齢が高くなっていく前段階として、価値観や生活様式の多様化からか?恋愛をしない傾向や、結婚に意義を見いだせない男女が増えてきたということがあります。そして、いざ「婚活をしよう」と思った年齢に、親からの頼まれごとが増えてくると年齢が近づいてきています。
1950年代に生まれた人たちから徐々に晩婚の人が増えてきていています。その人たちの子ども世代はさらに晩婚化は増加しています。
今の60代70代は、昔の人から比べると元気とはいえ、シャキシャキの若い頃からは比べものにはなりません。多くの親が更年期や老眼、生活習慣病、骨粗鬆症、腰痛など、様々な症状が出始める年齢は今も昔も変わらないのです。
親自身が晩婚だった家族は、子世代は早い年齢から親を気遣わなければなりません。 婚活を始めようと決意した矢先に、親が骨折して通院や買い物の送迎と付き添いを余儀なくすることになったという例もあります。 婚活を始める時点で、既に親の使用人になっていることがあります。
親世代の多くは、元気な時は、
「子どもたちに迷惑をかけたくない」
「自分の老後は自分で考えている」
と言っていたのに、加齢により認知機能が低下してくると、自分たちが若い頃に老親を看取ったことが思い出されるのか、なぜか子ども世帯が親の老後の面倒を見るのが当然という認識になってくる傾向があります。自分たちは老親を介護してきたという自負、日本古来の風習、親孝行が美徳であること、子どもを育ててあげたという恩着せなど、自分の主張を抑えることが困難になります。
「ヘルパーだなんて…他人を家に入れたくない」
「施設なんか入りたくない」
「デイサービスなんか行きたくない」
「自分の子どもがいるのに、なんで他人の世話になる必要がある?」
子どもは、親の扶養義務に縛られ、自分の生活を犠牲にすることもあります。その義務感に縛られていると、適齢期に、親の介護が引き金となり恋人と別離することもあります。結婚願望や将来の展望が音を立てて根こそぎ崩れていくのを、ただただ感じるしかできません。
「結婚したいなら勝手にしていいけど、親の面倒は誰がみるの?」
「婚活してもいいけど、配偶者は気持ちよく親の介護に協力してくれる人にしなさい」
「結婚しても、今まで通り、親の介護はしなさい」
婚活したくても周囲からの呪縛で身動きができない状態の適齢期の男女がいます。知らず知らずのうちに「新しい家庭を築く=親を捨てる」という概念が植え付けられてしまっているのです。
婚活を本気で取り組みたいと思うのなら、勇気を出して周囲の人に本音を言っちゃいましょう。
認知症の初期症状は、一緒に暮らしていない人には異変を理解してもらうことができません。だから、介護者の苦労は理解してもらえないのです。
「年取れば、そのぐらいのことは普通でしょう?」
「認知症なんて、全然そんな感じしないよ」
「もう少し、連れ出してあげるとか、好きなものを食べさせてあげれば?」
「日常生活に刺激がないんじゃない?もっと話しかけてあげなさい」
そう片づけられてしまいます。
なので、多少乱暴な作業になりますが、削除を前提にスマホなどで認知症状の親の記録映像を撮り、それを見せて認識してもらうという方法があります。映像や音声で驚かれ、理解してもらえることがあります。
そして、自分も将来に向けて幸せな家庭を築きたいと訴え、親を介護のプロに委ねたいということを冷静に話しましょう。結婚によって親を見捨てるのではなく、適切な介護サービスを依頼することによって、親の健康面と認知機能の維持及び向上を図ることになると説明しましょう。
決して周囲への脅しではなく、親を虐待しないためにも、介護者は限界になる前に手を打つべきです。
一日のうちで、実質的に介護に携わっている時間は、そう多くはないはずです。しかし、その空白の時間が無気力になってしまうのです。
傍から見れば、
「一日中、介護しているわけでもないのに」
「何にもしていない時間の方が多いんじゃないの?」
「空いている時間は好きなことをすればいいじゃない?」
「一日中、おむつ交換しているわけでもないのに…」
という心無い発言も出ることになるかもしれませんが、介護とは、面と向かい合っている時間のみではなく、四六時中、親の状態が気になっていることです。
「認知症の親から、仕事中に何十回も電話がかかってくる。もういい加減にしてほしい」
という話しを聞いたことがあります。
「デイサービスから、いつ電話がかかってくるのかビクビクしている」
という話しも聞きます。
物盗られ妄想の認知症患者は、昼夜問わず探し物を続けています。異食をする高齢者や、散歩したまま帰宅困難になる高齢者もいます。介護を担っていない 友人や兄弟姉妹は、それぞれ自由に働いて、結婚もして、子どもの成長を見ているのに、介護を押し付けられた介護者はそんな変わらぬ日常の中で心が閉鎖的になってしまい、いつしか結婚そのものを諦めていきます。
親が、どの程度の自立度があるのかを客観的に眺めてみましょう。
もしかしたら、親自身ができることを、やってあげていませんか?
モタモタしているのを見ているだけでイライラし、待ちきれずに手を貸していませんか?
親から頼まれる前に、何でも叶えていませんか?
親から頼まれたことは、自分を犠牲にしてでも何でもしてあげていませんか?
身体介護が必要な親の生活リズムはどうなっているのでしょう?
本当に全介助しなければならない状態ですか?
親が自分でできることは、自分でやらせなければ、何にもできない老人になってしまいます。横着で横柄な老人になってしまいます。
婚活をしていこうと思うのなら、今はSNSでつながることができます。結婚相談所ではzoomのお見合いシステムもあります。たとえ短時間でも誰かに介護を任せて、お出かけする時間を作りましょう。
介護とは、マンパワーが必要不可欠です。介護サービスを利用せずに、丸抱えで家庭介護をしていたら、介護者が崩壊してしまいます。
役所への相談から始まり、介護サービスを利用できるまでの過程をしっかり学び、自分の時間を作りましょう。婚活をスタートさせるために、自分に適した方法を考えていきましょう。
親が認知症になったことや、身体介護が必要になったことを隠す傾向がありますが、決して恥ずかしいことではありません。病気なのです。病気は恥ずかしいことではないですよね?
現代では、ガンも本人告知をするようになりました。病気や障碍を抱えた人たちが周囲に公表し、周囲の人と理解し合い、協力し合って社会生活を送っています。
家族会などで情報交換などもあります。
介護者も、親の介護度がどのようなもので、このような悩みを抱えているのだということが発信できる社会になることが理想ですが、まずは身近な人たちに状況を伝え、共有してもらいましょう。 そして、
「親の介護が終わったら、自分の結婚を考える」
というのではなく、
「やはり自分も家庭を持ちたい」
と、積極的に話してしまいましょう。
究極、周囲の誰も理解してくれなくて、誰も介護している苦労を認めてくれなくて、親からは感謝もされず、しかも介護サービスを利用することに同意しないとしても、自分で自分の功績は称えるべきです。
率先して役所等の相談窓口に行き、親の性格に合っているようなデイサービスなどを探し、主治医の先生に状態の説明をして指示を仰ぎ、ケアマネージャーに相談した結果を兄弟姉妹に示すことができたということは、素晴らしい功績なのです。
自分を、たくさん褒めましょう。そのぐらい価値があることをしているのです。 周囲が、婚活及び結婚をすることに関して難色を示したり、条件を出してきたとしても、やるだけのことをやったという達成感を得たら、自分の将来設計をしていくことについて、自分に承諾させて突き進んでいいのです。
介護がきっかけで離れてしまった元の恋人がまだ好きで、相手も自分のことを好きなままでいてくれて、しかもフリーだったら、思い切って連絡を取ってみましょう。
また、新しい出会いを求めているのなら、現在の自分ができる範囲の婚活を始めていきましょう。
気分転換に婚活パーティーに参加したり、安心できるマッチングアプリに登録したり、結婚相談所に問い合わせてみたらいかがでしょうか。 介護のために、職場と自宅の往復だけだったけれど、親をショートステイにお願いして旅行に出かけるのも、新しい自分との出会いになります。
日々の生活を記録しましょう。特記事項や行動面を列挙するだけでも構いませんが、日付がわかる方が好ましいです。
一定期間の記録が整ったら、主治医の先生にアポを取り、親の家庭での生活と、介護者が抱えている悩みを伝えます。主治医の先生からすれば、外来診療の短時間での接触ですので、家庭生活でどのようなことが起きているのかはわかりません。
そこで、先生に説明しやすいようにメモを用意して、話題が反れないように端的に伝えます。場合によっては、
「そのメモを置いて行ってください」
と言われることもあります。 今後、介護認定を受けるときに「主治医の意見書」が必要になりますので、先生がその時の参考資料に使われることもあります。
介護サービスを利用するためには、介護認定が必要になります。
市町村役所の高齢者関係の課の窓口で、介護認定の申請をします。申請に必要な物もありますので、窓口に行く前に、電話で持参するものを確認しておくといいでしょう。
また、窓口で主治医の先生を聞かれますので、医療機関名と医師の名前を伝えましょう。役所から、主治医の先生の方に意見書の依頼が行きます。 特に決まった主治医の先生がいらっしゃらない場合は、窓口の職員に相談しましょう。市町村によっては、医療機関を紹介してもらえます。
その後、日程調整が行われ、認定調査員が自宅まで来て認定調査が行われます。
地域包括支援センターとは、介護、医療、保健、福祉等、専門知識を持った職員たちが、相談内容に応じて高齢者及びその家族の問題を一緒に考えてくれます。
役所の窓口に介護認定を申請するのが先でも、地域包括支援センターに相談するのが先でも、どちらが優先という決まりはありません。
介護サービスを利用する時には介護支援専門員(ケアマネージャー)への相談が必要になりますので、介護支援専門員(ケアマネージャー)の探し方がわからない場合には相談をしてみましょう。
介護度によって使える単位数が決まっており、受けられるサービスも決まってきます。
介護度が判定されたら、介護支援専門員(ケアマネージャー)より、どのようなサービスが受けられ、どのような事業所があるのかという説明がありますので、高齢者ご本人またはご家族が希望を伝えて計画書の作成と、事業所の申し込みを依頼します。 定期的に介護支援専門員(ケアマネージャー)との面談が行われ、適切なサービスが受けられるようにしていきます。
要支援でも受けられるサービスがありますので、積極的に質問しましょう。
全てが整った時点で事業所との契約になり、サービスが開始されます。
息子や娘が結婚をして新しい家庭を営み始めているのに、親世代は頭の切り替えができずに、それ以前と同じようなことを頼んでくることがあります。親だけでなく、兄弟姉妹や親戚からも、
「介護をしなければならない立場なのに、勝手に結婚をした」
「親の介護をすることが条件で結婚を許してやった」
などと、矢のような手伝い催促の電話が入ることがあります。
一人っ子や、兄弟姉妹が遠方にいる場合は、協力者や相談者やお願いできる人を探すことが難しいでしょう。 配偶者に理解が有るとしても、配偶者には義父母への介護の義務は無いので、夫婦が良好な関係を継続させるためには、好意に依存しない方がいいでしょう。
そんな時には、居住している市町村の役所か、地域包括支援センターに包み隠さず相談してみることです。
当初は親や親族からの風当たりが強いかもしれませんが、自分の結婚生活を大切にしたいという信念を貫きましょう。 相談窓口の専門職からは何らかの助言や対策を提案してもらえる可能性があります。
男女ともに、介護離職で悩む人が多くいます。実際に、身体も心も限界まで疲弊してしまい、どのようにしたらいいのかわからなくなってしまうのです。
公務員や会社員であれば、「介護休暇」という法律上定められた制度があります。職場によっては、介護休暇を取得した職員や社員の前例がなく、難色を示されることもありますが、保証されているシステムですので勇気を出して相談し、申請をしてみましょう。
自営業やフリーランスの場合は、ケアマネージャーに事情を説明して相談に乗ってもらい、仕事に支障が出ないような事業所を紹介してもらいましょう。親には、介護度に応じたサービスを受けるような説得をしていきましょう。
家計のためにも、自己実現のためにも、夫婦間がぎくしゃくしないためにも、一人で悩みを抱えずに、各方面の理解を得ながら働き方を決めていきましょう。 「介護休暇」「介護休業」「介護給付金」など、複雑な手続きもありますので、情報収取をお勧めします。
介護だけでも大変なのに、そこに育児が加わってくることを「ダブルケア」と言います。そして、どちらが大切かと迫られると、当事者は選択できることができなくなってしまいます。
介護のイライラが子どもに向かい、子どもに我慢を強いて、そんなことをしてしまう自分が情けなくなり、精神的な崩壊が始まってしまいます。
認知症状が出てきている老親は、介護者の気持ちに寄り添うことはできません。これは脳の病気のために生じています。
不謹慎かもしれませんが、私は、介護よりも育児を優先するべきだと考えています。育児を優先していいのです。子どもにとって親の存在は、その後の子どもの一生に大きく影響します。
「もっと子どもに寄り添っておけばよかった」
という後悔をしないように、自分たち夫婦と子どもの生活を大切にしましょう。 親に恨まれることや、泣かれることを覚悟して、その覚悟をケアマネージャーや主治医の先生に伝え、介護のプロに繋げてもらえるようにしましょう。
自分の親が1年1年高齢になっていくように、配偶者の親も同じように年を取っていきます。それまでは介護を要する自分の親のことを考えていればよかったのですが、配偶者の親の介護問題も…となると、多重介護となり、夫婦間で共倒れになってしまったら元も子もありません。
まずは、両方の親の介護度について把握し、兄弟姉妹間での協力体制を話し合い、行政から受けられる介護サービスについて正確な情報収取を始めましょう。 その話し合いを始めた時から、介護にかかる費用負担と労力や時間の負担を、膝を交えて話し合うことです。配分を明確にするということです。
「子は親の扶養義務がある」としっかり認識して、兄弟姉妹は平等ということを理解しましょう。自分は傍観者のように親の希望を丸ごと聞き入れ、親の言い分を他の兄弟姉妹に押し付けるのではなく、「自分は嫁に行った人間だから」とか「遠くに住んでいるから」という口実は通用しません。すべての兄弟姉妹の問題として話し合います。
時には、親に折れてもらうことも必要となります。
「自分たち夫婦のできることには限りがある」
と、独立した家庭を築いている子世代間が口に出すことは、決して親不孝ではありません。 長丁場を予測し、兄弟姉妹で情報共有することは、これから先の関係がこじれないためにも大切です。
兄弟姉妹の総意として地域包括支援センターに相談をしてみましょう。
親の介護をきっかけに、親から同居や近居を求められることがあります。親の介護をしている配偶者から、義実家での同居や近居を求められることもあります。 親の介護を理由に、別居婚を選択する夫婦もいます。
住居が変わるということは、生活そのものの形態が変わってくるということです。
どのような暮らし方がベストなのかを夫婦でよく話し合い、早まった結論は出さない方が賢明です。その際、メリットだけを並べるのではなく、デメリットをいかに克服できるかが争点になります。介護される親や介護する子は今しか見えていませんが、その配偶者に当たる人がどのように理解し、協力してくれるかが大切です。 通勤距離や、人間関係や、子どもの学校や幼稚園など教育問題、生活リズム、話し合うことは限りなくあります。
感情的にならずに、現実を見極めて判断しましょう。
親の介護が理由で、婚活に踏み出せないということは、非常に悲しいことです。 婚活だけではなく、自分の人生そのものを諦めてしまうことは、この際、やめましょう。
一番大切なのは、あなた自身なのです。
親の人生より、あなたの人生の方が長く、尊いものだということを決して忘れてはいけません。
親の介護は、いつまで続くのかわかりません。 介護は、一人で背負うものでもありません。
親の介護をしている間に、あなたの貴重な時間は過ぎ、離職してしまえば収入も失ってしまいます。
これから先、あなたが年を取った時に、今の高齢者以上に福祉や医療が充実していればいいですが、万が一のことを考えたら、貯えがなければ安心できる老後は過ごせません。 そして、その時になって「人生のパートナーが欲しい」と思っても、その時に相応しい人と出会えるかもわかりません。
二度とない今を、後悔なく過ごしていきましょう。
un moment doux…優しいひとときを過ごすパートナーとの出会いがありますように…♡
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