こんにちは(^^♪ 太田市を拠点に結婚相談所「アン モーマン ドゥ」を運営している成美ママです。
「成美ママの結婚相談所」です。
今回のテーマは、「親との同居希望」をしている人の婚活ついてお話ししていきます。
なかなか交際や成婚に至らない理由として、男女ともに「親との同居希望」がひとつにあげられています。 男性も女性も、親に対する感謝はありますし、それぞれの育ったご家庭の考え方や状況もあります。
しかし、「婚活」となると、親の人生と自分の人生の擦り合わせがとても重要になっていきます。
そこで「親との同居希望」を条件に挙げてしまうと、なぜ婚活が難しくなってしまうのか?最大の難関ともいわれているこの問題について、原因を一緒に考えていきましょう。
結婚により、独立した新しい戸籍を作ったとしても、配偶者になろうとしている人からすれば、赤の他人の中に飛び込むとことになります。
ある一定の年齢になると、実の親や兄弟姉妹と生活するのを卒業し、一人暮らしを始める人も少なくありません。進学や就職を機に、必然的に親元を離れる人も多いでしょう。
また、核家族化が普通になっている昨今は、祖父母や叔父叔母などと生活する経験も減ってきています。宿泊を伴う来客が帰った後に、「やっと家族だけになれた」とホッとして、ゴロリと手足を伸ばしたこともあるのではないでしょうか?
そのような生活をしてきたのに、いきなり他人の中で生活をするということは、計り知れない不安になります。学生の頃からの長い交際で、しばしば相手の家に出入りしているにしても、いざ同居となると、「それとこれとは別」という考えになる人もいます。食事の味付けも、入浴のタイミングも、トイレの使い方も、キッチンの使い方も、何もかもが「他人」の中に入るということです。家族の思い出話についていけない疎外感にさいなまれることも、他人の中での生活ではアリアリです。不安と孤独と気遣いだけで毎日が過ぎていくことのストレスを想像してしまいます。
「生活費を浮かせるために同居」という考えの人もいます。
「せっかく親の持ち家があるのに、賃貸の家賃はもったいない。その分、貯金できる」などという意見もあります。
しかし、義実家と一緒に暮らすということは、「2件の家族が一緒に住む」と認識できるかどうかです。生活費は?光熱費は?消耗品費は?税金は?ガソリン代は?親戚との交際費は?
最初は、「新しく家族になるのだから、堅苦しいことは言いっこなしネ」などと言われても、それ自体が揉める原因になることを、配偶者になろうとする人は感じ取っています。曖昧さが、なれ合いに感じ、
「これだけしてあげたのだから…」
と、お互いに見返りを当然のごとくしてしまうことが怖いのです。ましてや、親の他に祖父母や兄弟姉妹がいるとすると、自分たち夫婦の貯蓄まで見透かされそうな予測をしてしまいます。
「昨日の帰り遅かったね」「お友達が来ていたね」「掃除ぐらいしたら?」「そんな育て方して」「赤ちゃんを抱っこばかりしない方がいい」「自分たちが若い頃は…」「たまには一緒に出掛けましょう」「また夫婦だけで食事に行くの?」などなど…。
自分たちが考えて、自分たちのタイミングで、自分たちが選択して…そんな「自分たちの生活」に、一々口出しされるのは、耐えがたいことです。一々お伺いを立てて生活をしていかなければならないのかと考えるだけで憂鬱になります。実の親子だけであれば放っておける問題も、嫁や婿の立場からすると、そんなわけにはいきません。
いつでも義両親の存在が気になると、夫婦間の軽い文句もグッと言葉を飲み込み、言えなくなってしまうことがあります。交際中に、相手の実家に遊びに行ったときに、自分の価値観と違うと思ったり、親や兄弟姉妹に接する相手の姿を見た時に、「これは無理かも」と思うことを口に出せず、同居したら、益々、素直に口に出せなくなる自分たちの姿が垣間見えてしまうのです。
「長男だから・長女だから・他の兄弟姉妹は遠方にいるから」など、やたらと跡継ぎ意識が強い人がいます。だから同居は当然だという考え方の人です。
「嫁にくるのだから、こちらの家族のやりかたでお願いします」「婿にくるのだから、婿としての責任を果たしてもらいたい」
これは、令和になった現代でも、根強く残っている人がいます。
「親が舅や姑に苦労したのを見てきたから、自分は、配偶者にイヤな思いをさせないようにうまくやっていける」そんな自信満々の人もいます。
「では、自分は他家で生活できますか?」
そう尋ねると、そういう人は決まって、
「自分がそのような立場だったらできる」と胸を張ります。
「なんとなく」という直感は大切です。「なんとなく」そのような説明できない感情が生じるのは、自分自身の性格や考え方の自己分析できているのかもしれません。
同居を希望する婚活者の一番大きな目的が、配偶者を「人員・人材」ととらえていることがあります。初めから相手の仕事や生活や考え方を尊重していないのです。
「同居するのだから、協力してくれて当然。協力してもらわなければ困る。人手が足りないのだから」
これまでその人が培ってきたキャリアや人脈や趣味を捨ててまで、そのような環境に入っていくということをお願いするからには、あなたには何物にも代えられないだけの魅力がありますか?
親の健康面を案じて「同居希望」をする場合が多いようですが、実際問題とすると介護は、同居家族に大きな負担とストレスになってくるのが現実です。
急に介護が必要となることもありますが、認知症のように徐々に進行していくケースもあります。初期症状では、同居している家族にしか気が付かないことが多々あり、別居している兄弟姉妹の理解を得ることは難しいでしょう。物盗られ妄想や、徘徊、異食、幻覚、幻聴、不安、ウツ、不眠、不定愁訴、攻撃性など、思いがけない症状が出てくることもあります。
また、身体的介助が必要となると、排せつや入浴、食事までつきっきりになり、介護離職も選択することもあります。
「親との同居希望」の婚活をするのなら、役所や地域包括支援センターに相談する方法や手順をしっかり学んでおき、お相手になる人に十分な安心と信頼を伝えましょう。
幼いころから「大人になって結婚したら親と住む」と育てられてきた人は、何の疑いもなく成長します。中には一時期、反発して家を飛び出る人も居ますが、往々にして刷り込まれた「同居」の選択は揺るぎません。家柄や家業に縛られていなくても、同居一択となります。
地元で大人になり、実家で生きていく基盤が出来上がっていると、そこから離れることに抵抗が生じます。高校までの友人たちも地元にいて、結婚後も共稼ぎをしていこうとすると、「親に子どもの面倒をみてもらう」というのが順当な選択と考えます。
成人した親子共に依存関係にあり、結婚後もこのままの生活が続くと甘く考えている傾向にあります。
他人である「配偶者」が入ってきても、『今までの家族+1』としか考えず、「ふたつの家族が一緒に住む」いう認識が低く、現在進行形の楽観的な親子関係を見直そうとはしていないようです。
親は誰しも年老いていきます。
親との同居を考えている人は「自分の親の面倒を看なければならない」という責任感は大きいのですが、配偶者になる人にも親がいることを忘れていたりします。自分の親だけ優先的に心配して、相手の親を蔑ろにしてしまうこともあります。
実家の居心地が良すぎて、親子関係が濃密すぎると、実家を出て新しい夫婦だけの生活など論外になってしまいます。親離れ子離れの試練に立ち向かうことはできません。
親から恩着せがましいことを言われて育った人は、親と離れることができません。
「風邪をひいたときに寝ずの看病をしたのに」「自分が食べなくても、子どもには食べさせてきたのに」「欲しいものは何でも買ってあげたのに」「こんなに子どもを大切にしてきたのに」「子どものために大きな家を建てたのに」
言い出せばきりがないほど、恩を売られた子どもは、親から離れて結婚生活を築くことがすなわち「親を見捨てる」罪悪感となってしまうようです。
同居に当たり、玄関も何もかも別々の住宅を提案してくれたことがきっかけで、同居を受け入れた実例があります。
電気や水道の計測も、すべて別々の支払いとなります。用事があるときには、玄関からピンポンしなければ行き来ができない住宅です。
税金や土地の名義などをどうしたのかは聞いていませんが、きっと折り合いがついたのでしょう。
どんなに成熟した人間同士でも、他人である配偶者が一緒に暮らしていくには、少なからず摩擦は生じるでしょう。その時に、実子が親にばかり味方したり、配偶者だけに味方したりすると、亀裂はどんどん大きくなってしまいます。
自分の親との同居を希望とした人のカリスマ性が問われるともいえるのでしょうか?「親の言い分も、配偶者の言い分も十分に聞き、中立の立場で、決してジャッジをくださない人」と確信できたので、同居を受け入れたのでしょう。
親世帯と暮らして大丈夫なのか?息子夫婦・娘夫婦と暮らして大丈夫なのか?
双方がそれを見極めるために、一定期間の別居を受け入れてくれたので気持ちが楽になったとのことです。
週末は実家に行ってみたり、義両親となる人と一緒に旅行したり、実家にお泊りしてみたりして、どのぐらいの遠慮が必要なのか?相性はどうなのか?長所は?生活時間帯は?プライバシーが保てる間取りか?など、慎重なお試し期間を設ける作戦です。お互いのいいところを探し合うのが重要で、粗探しはしないお約束です。
「同居か?別居か?先延ばしにしているだけ」と言われてしまえばその通りかもしれませんが、「同居を前提」ということでの別居です。
親世帯も、子ども世帯も「同居してくれてありがとう」「一緒に住めて幸せ」と感じる相手だったということです。それぞれの知識や、仕事や、人間性などに敬意が湧いて、必然的に同居となった一例です。
「同居」「別居」と折り合いがつかず感情的になり、その話題がなければラブラブなのに、その話題になると平行線になっていました。
一般的には、その時点で終了となることが多いでしょう。
しかし、結婚相談所を通じてお見合いした双方が、お互いに強く惹かれてしまい「結婚したい」となってしまうと、意固地になっている担当会員さんには、親との同居希望の婚活は、非常に難しいとお伝えするしかありません。
カウンセラーは神様ではないので、誰もが納得する平等な答えを出すことはできません。正直、一番難しい問題なので、どのような着地点が幸せなのかもわかりません。
当事者たちが自分の言い分だけを主張していたら、一歩も先には進めませんでした。
「同居同居」と連呼せず、一歩引いて第三者の意見に耳を傾ける心の余裕を持ってもらえれば、応援することもできます。
親世代も、同居希望の婚活者も、それぞれが独立した人間であるということを尊重することが大切です。親との同居OKという人は、本当に少ないです。「嫁のくせに」とか「婿なんだから」という時代錯誤の発想を、親世代も婚活者も捨てることです。
婚活者は、交際が始まったら、まずは配偶者候補者を大切にしてください。余計な口出しや、干渉から守ってあげてください。少しでも不信感が生じた時点で、同居どころか交際が終了となります。
「今はまだそんなことまで決めなくてもいいじゃないか」「生活していく上で考えればいいじゃないか」ということは通用しません。
先々、「自分たち夫婦が親を看取ったのに、財産分与は別居していたほうが得をする」などと兄弟姉妹が揉めないように、親世代は老後の貯えも含めて、きちんとしておいたほうがいいでしょう。
今は、学校でも職場でも、セクハラ・モラハラ・パワハラなどを訴えることができる環境になっています。親世代も、婚活者も、配偶者予定者も、相手が不快と感じる言動は厳禁です。
「近居」というのが、どのくらいの距離をさすのかも話し合わなければならないですが、近居のメリット・デメリットを出し合ってみましょう。その際には、自分たち実の親子の約束事を作っておくべきです。
それがクリアできれば、同居はNOでも、近居ならYESということもあります。
・新居の合鍵を親に渡すの?渡さないの?扱いは慎重に考えましょう
・アポなし訪問はどうするの?
・趣味や味付けの違うおすそ分けはどうするの?
・親世代と協力し合えることは?
・将来の子育てや介護問題は?
近居という決断をしても、実質同居と変わらないのでは解決にはなりません。
親との同居を希望する人の婚活は、非常に厳しいです。
「同居が大前提ということを、先に話しておいた方がいいの?交際が進んでから話せばいいの?」
そんな疑問があることは承知しています。
答えは、
「どちらともいえない」
ということです。婚活サイトでは、「親との同居を希望する」と明記しただけで、マッチ率も下がってしまいます。
でも、嘘はつけません。 結婚相談所を利用されるかたは、そこのところを重点的にカウンセラーに相談することをお勧めします。頑なすぎると、カウンセラーも頭を抱えてしまうかもしれません。
親との同居を希望する人の婚活も応援していきたいとは思いますが、是非ともご自身の柔らかい心を大切に育ててください。
un moment doux…優しいひとときを過ごすパートナーとの出会いがありますように…♡
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