こんにちは(^^♪
太田市を拠点に結婚相談所「アン モーマン ドゥ」を運営している成美ママです。 「成美ママの結婚相談所」です。
今回のテーマは、「結婚したがらない30代&40代の息子や娘の親」についてお話ししていきます。
最近では、結婚したがらない30代&40代が増えてきているようです。当のご本人たちは、結婚の必要を感じていなかったり、結婚できる状態ではなかったり、事情は様々ですが、親御さんとすると、焦りや悩みとなっていることもあります。
そこで、今回は、親の立ち位置についてお話ししていきたいと思います。
「結婚してこそ一人前」という考え方は、ずっとずっと昔からありました。1980年代から90年代にかけては、「女はクリスマス、男は大晦日」などとテレビでも公然と言われていました。まさに、今の30代&40代の親世代が『若者』と呼ばれていた頃といえます。その当時のテレビドラマや流行歌を通して、若者の恋愛や結婚に対する考え方が転換期ともなりました。それに驚いたその親世代が「女性は24~25までに結婚をしないと引き取り手がいなくなる。男は30~31までに結婚しないと嫁の来てがなくなる」と不安を煽っていた感も否めません。そしてその時に「うるさいなあ」と反発していた人たちが、今は結婚したがらない我が子に向けて、「結婚してこそ一人前」と、やはり同じことを言ってしまうようです。
我が子がいつまでも独身でいると、親御さんから「自分たちがいなくなったら、この子はひとりぼっちになってしまう」という心配をよく聞きます。でも、よく考えてみましょう。我が子といえども、立派な大人に成長し、いちいち親には言わなくとも、きちんとした生活を確立し、人間関係を育んでいるのです。いつまでも子どもと思っているのは親だけで、親の姿が見えないと泣きじゃくっていた「あの子」は、今はもう自分でしっかりとした大人になっているのです。むしろ、親のことを心配するようになっています。
周囲の人たちから「孫ができた」という話しを聞いたり、写真を見せられたりすると、自分たちも早く見たいと思ってしまうのは当然のことです。遺伝子を残したいという気持ちもあるでしょうし、赤ちゃんの泣き声や笑い声、ふわふわした温かさを抱きたいという無条件な愛情もあります。遠い昔に育児を卒業した親世代が、新たな命を迎えたいと思うのはごくごく当たり前の感情です。
ある一定の年齢になると、「子どもさんは結婚したの?」とか「お孫さんは何歳?」などと、悪気はないのですが、普通にそんな話題になったりします。さほど気にしていなかったにしても、そんな会話が続いたりすると、子どもが独身でいるということを隠したくなる親もいるようです。特に、話している相手から孫の話しばかりされてしまうと、独身でいる我が子の生き方を尊重しているのに、それを否定されているような気がしてしまうこともあるようです。
「今はまだ元気だけど、年を取って動けなくなったら誰に面倒を見てもらえばいいのだろう?」と考える親もいます。子どもが結婚していることが、すなわち面倒を見てもらえるということに直結してしまうようです。また、「ここまで育てたのだから、親の面倒を見るのはあたりまえ」と考える親もいます。考え方は様々ですが、我が子が結婚していても独身であっても、それぞれができる範囲で親孝行をしてくれると信じましょう。逆に言えば、コロナ禍のような感染症が流行し、不景気なご時世、30代&40代は精一杯にそれぞれの生活を頑張っています。
我が子が幸せであってほしいと思うのは、親であればみんな同じですね。我が子には苦労させたくない…それもみんな願っています。親が漠然と「せめて結婚でもして幸せになってほしい」と口に出したくはなると思いますが、幸せの価値観はひとそれぞれ違うのだということも頭の片隅に入れておきましょう。
30代&40代ともなると、多くの友人や同僚の結婚生活を見るようになります。倦怠期にさしかかったような中年の上司夫婦の話しなど聞きたくもないでしょう。自分の親の夫婦関係を客観的見て、本当に幸せなのか?と疑問を感じたことも二度や三度ではないかもしれません。30代&40代は、自分の生きてきた経験値や過程の中で、幸せの尺度を確立する時期でもあります。
きちんと考えているのに、親と顔をあわせる度に結婚をせかされたり、根掘り葉掘り聞かれたり、文句をいわれたりすると、ほとほとうんざりしてくるものです。既婚の友人たちから先輩面されて幸せを誇示されるのも腹立たしくなることもあります。要は、きちんと考えて行動なり生活をしているし、結婚しないのではなくできない事情もあるのだから、放っておいてほしいというのが本音です。
自分で稼いだお金は自由に使い、自由に貯蓄し、自分で計画的に時間を使い、自分の部屋は自分の好みの調度品のみ飾りたいなど、30代&40代は自由を満喫できる年齢でもあります。結婚をしたら、相手に合わせなければなりません。子どもができたら、子ども中心の生活になります。大切にしていたものにキャラクターシールが貼られていて驚いたりします。自由に対する義務や責任を負う覚悟ができているからこそ、結婚に縛られることなく自由でいたいと思えるのでしょう。
結婚となると、当然、相手がいます。お互いを尊重している関係にしても、自分だけの判断で動けなかったり決められなかったりするのが結婚生活です。自分の生活を大切にしている人にとっては、余計な気遣いは息苦しくなってきます。
若夫婦だけで結婚生活を送りたくても、親世代としては、良かれと思って若夫婦に関わろうとすることは想定できます。結婚間近になって、双方の親との交流が始まったことにより、それがうっとうしくて破談になった例もあります。結婚とは個人と個人の結びつきとはいえ、やはり親世代の年長者を蔑ろにできないのでしょう。
今の賃金で、家族を養っていけるのだろうか?妻が出産して共働きができなくなったら?貯金は?家が建てられる?そのようなことを考えると、経済的な不安で結婚に踏み切れない男性は、案外多いようです。
女性が結婚後も仕事を続ける場合には、家事や育児の負担が女性だけにかかってくるのではないかという不安の声は多いといえます。専業主婦だとしても、夫が家庭生活の何も担わないという考え方が垣間見られたとき、女性は二の足を踏んでいきます。
③と同じようなことではありますが、「充実」というキーボードがポイントとなってきます。仕事面や資格取得なども含めて、この充実感を結婚によって水を差されたくないというのが大きいのでしょう。
「入籍」という形にとらわれないカップルもいます。お互いをより良きパートナーとして、いい時間を過ごしています。親や周囲からは理解されなくても、30代&40代は、自分たちの責任と合意のもと、敢えて結婚という選択肢はなくてもいいのかもしれません。
後述する「結婚できない理由」で、一緒に考えていきましょう。
ついつい親が言ってしまうのが「いつまで結婚しないつもり?」という一言です。やんわりと切り返せたり、笑いあえたり、逆に言い合いができる親子関係ならば何とかなるかもしれませんが、タイミングやその時の子どもの状況によっては、決定的な断絶になることがあります。我が子とはいえ、30代&40代ともなれば、親の価値観を押し付けず、干渉しない努力を親もしてみましょう。
どの年代になっても、他人と比べられるのは気持ちいいものではありません。思い返してみて、よその子と自分の子を比べたことはなかったでしょうか?「〇〇ちゃんは、もう平仮名が読める」から始まっていたのかもしれません。よくあるパターンとして、「ずっと我が子は羨まれる立場だったのに、ここにきて一歩遅れを取った」という親の焦りが垣間見えることもあります。
30代&40代ともなれば、殆どの人は精神的にも金銭的にも自立しています。親が過剰な心配をしてくることは、「ウザい」の一言で片づけられることです。
「だから?」という反応です。親世代と、30代&40代では生きている時代が違います。今の自分の年に、親たちが舅や姑の面倒を見ていようが、子どもが何人いようが、隣近所と上手につきあっていようが、仕事で出世していようが、「それは親たちが勝手に選択してきたことであり、自分は自分の選択をしているだけ」ということです。
この傾向は、富裕層や、代々の老舗や、病院や企業の経営者や、地主などが我が子に向けて言われることが多いとようです。逆に言えば、「このように縛られているから結婚相手が決まらない」という反発を現せる人もいれば、そのような縛りを受け入れている人もいます。
長い期間交際をしている30代&40代の我が子に向けて、親はそんな疑問を口にすることがあります。でも、今は多様な交際があります。入籍をする必要性を否定する男女も増えています。仕事上で成果を収めている男女にとって、戸籍がかわることがマイナスになると話し合っている場合もあります。お互いの財産管理もあります。どうしても結婚してほしいようなら、親側は、親子できちんとした冷静な話し合いをする準備をしましょう。
少しでも親の思い通りにならないと、ついつい言ってしまう一言です。「掃除や家事もろくにできないから」とか「理屈ばかり言って」とか「帰る時間が遅い」とか…親は、自分の若い頃を忘れてしまったのか?はたまた自分が我慢してきたことが勲章になっているのか?どんな理由かはさておいて、優越感に満ちた態度で、未婚の30代&40代に向かって言ってしまいがちです。
今までに何度お見合いをしても、マッチングアプリに登録してもうまくいかなかったり、交際経験がなかったりすると、自信がなくなってしまいます。また、外見や職業や癖などから自信を持てないこともあります。卑屈にならずに、ひとつづつ自己分析をしてみましょう。
職場や、友人関係において、出会いがないということも大きな原因といえます。勇気を出して、出会いを求めてみましょう。
・同居しなさい
・近くに住みなさい
・敷地内に住みなさい
・家業を継ぎなさい
・〇〇の職業の人にしなさい(女性)
・子どもを産める年齢の人にしなさい(男性)
・例を出される(△△のような人とは結婚しない方がいい)
親から条件を出され、そのことを親と話し合えない場合は、結婚が遠のく要因にもなります。親子関係において、非常に親側が強く、更に両親や親族を交えて条件を突き付けられた30代&40代は、大勢からの重圧に疲れてしまいます。
過去の恋愛は、日に日に美化されていきます。「去ったものは戻ってこない」「ご縁がなかった」と、自分の心に整理がつくまで待ってみましょう。
家族に介護や看病を必要としていて、30代&40代の自分自身が援助しなければならない場合、配偶者のもとへ行くことも、また配偶者を迎えることもできないと考えてしまいます。また、経済的に家族を支えている人もいます。介護などの場合は、専門機関により相談できる窓口もありますので、家族介護の負担軽減を相談してみましょう。
これはどうにもならない問題です。でも、親からの愛情は、新しく自分が築き上げていく家族の幸せに置き換えることはできないでしょうか?家柄は一代でできたものではありませんので、継承しつつ新しい時代に向かっていければ理想です。この問題は、その立場の人にしか理解できない重圧なのだと思います。
結婚の究極は「この人と暮らしていけるか?」「この人の子どもを持ちたいか?」「生理的にどう?」「経済力は?」「見た目は」などという一般論ではなく、「結婚したい」「結婚してもいい」と思えるかどうかです。いくら条件が整っていても、「何かが違う」となれば結婚にはたどり着きません。
「結婚」という大きな問題について、親子でフランクに話しができるような、大人同士の関係を作れますか?お酒を飲みながら、趣味の会話をしながら、料理をしながら、食卓でさりげなく、或いは改まった雰囲気で。「実はさあ」と、30代&40代の息子や娘の方から言い出してくるのを待つことはできますか?親が結婚のことばかり言ったり、聞き出そうとしたりするのは逆効果です。30代&40代ともなれば、もう大人なのです。自分のことは自分で考えているのです。そして解決が見つからないときに頼られる年長者として、親の存在はあるのです。
「自分が若い頃は、もっとしっかりしていた」と、親は思ってしまいがちです。しかし、そんなことはなかったはずです。最近、1970年代後半から90年代前半の歌謡曲がはやり、テレビでも再放送が放映されています。あの頃の若者はあの頃なりに、迷い、悩み、突っ走っていました。当時の中高年から未熟者扱いされていました。
いつの時代も、若者は年長者が悪口を言っているのを聞くのが煩わしいものです。親世代が若い頃に、その親世代が嫁姑問題のホームドラマを見ていたのに、冷ややかな目を向けていたのではないでしょうか?でも、自分たちが中高年にさしかかってくると、ついつい愚痴のひとつも出てしまいます。間違っても「お父さんのような人と結婚しちゃダメよ」とか「お母さんのような女は嫁にするな」は禁句です。
30代&40代の息子や娘を、他の同世代と比べてはいけません。身近な兄弟姉妹と比べてもいけません。ましてや、理想の結婚生活をしているのであろう芸能人夫婦と比べるなど、もってのほかです。みんな違うのです。指紋と同じだけ、人それぞれの個性や生き方が違うのです。
親が想像している以上に、子どもたちは親のことを考えています。経済的も精神的にも親自身が自立してもらわなければ、子どもたちは安心して次のステップに進めません。今の30代&40代は情報量が豊富なため、親世代以上に物価高に工夫して生活をし、将来の年金問題を考え、環境問題や少子高齢化などの福祉問題も考えています。また、職業も多様化していますから、代々の家業を継ぎたくないとか、代々の家業を継承しながら新しい展望を抱きたいと考えたりもしています。成長した我が子の人格を尊重してあげましょう。
「婚活をしたい」「お見合いしたい」「親に紹介したい」など、相談されたら、その気持ちを後押ししてあげましょう。結婚相談所に登録することや、婚活イベントに参加することを勧めるタイミングが来たのだと、親も真剣に提案しましょう。
自信を失っている息子や娘に対して、真摯に話しを聞き、分析も一緒にしていきましょう。その際、説教は禁物です。場合によっては、身だしなみや立ち振る舞いなど、専門家への相談を促してみるのもいいでしょう。我が子の幼少期、自分たち親がどのように関わり、育ててきたのか反省する材料でもあります。現在、自信を無くして目の前に佇んでいる我が子は、幼い頃に自分たちが愛し育ててきた歴史があります。「あなたなら大丈夫」と言えるようになる子育ての集大成になるのかもしれません。
「なんでも話し合える親友のような親子」というのが自慢になっているかもしれませんが、親子関係が近すぎると、本当の意味での親友ができなくなってしまいます。30代&40代ともなれば、親に知られたくないことや、知らせたくないことがあってあたりまえです。なのに、何でもかんでも赤裸々に親に話し、親と出かけ、親に相談してもらうことが親の自慢や誇りであると、子ども自身も親離れできません。親が我が子に結婚を勧めるのなら、過度な仲良し親子から卒業しましょう。
いかがでしたか?
いつの時代も、親と子の間には世代間ギャップがあります。親も若者だった頃があり、今の30代&40代もいずれは中高年になります。その時になると、親や年長者から説教された意味もわかってくるのかもしれません。
親世代が未婚の子どもに「結婚して欲しい」「幸せになってほしい」「孫の顔が見たい」と訴えたいのは、決して理屈ではありません。口に出して叫びたい気持ちは、親世代の無条件な感情でしょう。生きとし生けるものがすべて子孫を残す営みを繰り返すがごとく、人間にも同じような本能があって当然だと思っています。
なら、親にできることは?
それは我が子が自信をもって生きていけるように見守り、信じて待ち続け、後押しする…そしてタイミングが来たら惜しみなく応援していくことも、一つの方法なのではないでしょうか?
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